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【コラム】報道で疲れているあなたへ 共感疲労について

2022/04/26 更新

 テレビをつけると毎日、新型コロナの感染者や死者数が流れています。最近は、ウクライナでの戦争の報道が流れ、被害拡大が伝えられています。ちょっと前には、東日本大震災などの特集も組まれていました。ニュースを見て思いを馳せることは大切なことですが、疲れていませんか?疲れを感じているご自分を責めていませんか?
 そのような疲れを、「共感疲労」と言います。共感疲労はJoinson(1992)が看護師のバーンアウトについて言及したのが始まりと言われており、近年ではストレス反応のひとつとしてとらえることが主流です。
 ニュースを見ていると、ドキドキしたり、辛くなったりすることが続く場合、無理にニュースを見ないことが大切です。そして、辛い悲しい気持ちを信頼できる人に話してみてください。その気持ちを共有できることが大きなサポートになります。その上で、腹式呼吸などのリラクセーション法を試してみたり、今の自分ができることを探してみるといいでしょう。情報収集をする際は、テレビではなく新聞やラジオなどをお勧めします。
 お子さんがいらっしゃる方は、お子さんへの影響も心配かもしれません。子どもはストレスをストレスと感じにくく、知らない間にため込むことがあります。そのため、ニュースはお子さんと一緒に見ることをお勧めします。そうするとニュースなどを見ている時間を把握できます。次に、何を聞いて、何を疑問に思ったのかを聞きましょう。答えられることは答え、わからないことははっきりと「わからない。その状況はしんどいね」と思いを共有できると、子どもは安心できるでしょう。
 ストレス対処の基本は、まず自分のケアをすることです。食事や睡眠、運動などの生活習慣を守りましょう。そして、自分のケアができて初めて、相手にケアを届けることができると考えます。ご自身の辛さを大事にして、ホッとする時間を増やすところから始めてみてください。


参考文献
Belloc NB, Breslow L. 1972 Relationship of physical health status and health practices. Prev Med. 1(3):409-21.
Joinson, C. 1992 Coping with compassion fatigue. Nursing, 22(4), 116-218.
冨永良樹 2011 かばくんのきもち―震災後のこころのケアのために(絵本で学ぶストレスマネジメント) 遠見書房

臨床心理士・公認心理師 藤沢

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